日本コンピューターサイエンス ( CSC ) では、 生涯必要な知識・知恵を入社後4年間で修得するための研修を充実させています。

プログラミングなどのコンピューターシステムの構築に必要な開発技術だけでなく、システムエンジニアに必要なシステム設計の技術や、プロジェクト全体を見ることができ、チームを統括するリーダーを育成します。

それは次の内容で成り立っています。

STEP 1 ▶ ▶ ▶ 新入社員基礎研修

 ・研修期間:入社1年目 4月~6月
 ・目  的:論理的思考を高め、コンピューター言語の基礎を理解する。

新入社員はまず、本社で3か月間の研修を受講します。座学や体験型学習、グループ単位での目標達成など、さまざまな方法で基礎を固めていきます。

  1. マナー・規律・倫理
    人間力を飛躍的に高める礼節を学びます。
    これによって、システムを構築するにふさわしい風格を身につけます。
  2. フローチャート
    コンピューター処理の流れを、プログラミングを行いながら理解できるように学びます。これによって、論理的思考を育てます。
  3. Excel VBA
    Excelで表やセルの操作、VBAによる作業を効率化することを学習します。
  4. COBOL
    プログラミング言語の基礎であるCOBOLを学習します。
  5. PL/SQL
    データベースの設計、SQLによるデータベースの操作を学習します。
  6. C#
    オブジェクト指向に基づくプログラミングの基礎を学習します。
  7. ASP.NET  HTML・CSS・JavaScript
    Webアプリケーションを作成するためのフレームワークと、フロントエンドの技術の基礎を学習します。
  8. Webアプリケーション開発 ( 上記6.~7.の内容を組み合わせての開発 )
    今まで学んだ技術を使って、実際にWebアプリケーションを作成します。
  9. Python
    データ解析やAI開発で利用されることが多いPythonの基礎を学習します。 

STEP 2 ▶ ▶ ▶ 実習研修 OJT ( On-the-Job Training )

 ・研修期間:入社1年目 7月~翌年3月
 ・目  的:業務内容と仕事のルールを理解して、効率的に業務を遂行します。

実際にプロジェクトに配属されて業務に就くことにより、秀でたコンピューターエンジニアとして必要ないろいろなこと、業務を遂行するために必要な能力を身につけます。

例えば、

  1. 質の高いマナーおよび規律の遵守
  2. 業務指示の受け方・報告の仕方
  3. 業務知識の習得
  4. 品質を担保するシステム開発手法
  5. スケジュール立案と管理

STEP 3 ▶ ▶ ▶ Webシステム研修

 ・研修期間:入社1年目 9月~翌年8月
 ・目  的:高度なWebシステムを開発できるプログラマーを育成します。

新入社員基礎研修の内容をベースに、実践に即したカリキュラムを追加。ASP.NETを使用し、Webアプリケーションを構築します。
6月まで、各自、自宅で学習した後に、修了試験を受け、合格して修了します。
修了できない場合は合格するまで補講を受けます。

STEP 4 ▶ ▶ ▶ システムエンジニア研修

 ・研修期間:入社2年目 9月~翌年8月
 ・目  的:設計した内容が説明できるシステムエンジニアを育成します。

  1. 詳細設計書の作成と影響調査
    プログラムソースを読み解き、詳細設計書を完成させます。
  2. 基本設計書の作成
    要求仕様書の内容を基に、基本設計書を完成させます。
  3. プレゼンテーション
    お客様を模した講師と受講メンバーに、自ら作成した基本設計書をプレゼンテーションします。 また、プレゼンテーション後の質問に対して、適正にわかりやすく説明します。プレゼンテーションの内容、わかりやすい説明、質問に対する適正な回答の総合点で合否を判定します。
  4. 修了試験
    基本設計書・詳細設計書を完成させます。完成したドキュメントの完成度によって合否を判定します。

STEP 5 ▶ ▶ ▶ リーダー研修

 ・ 研修期間:入社3年目 9月~翌年8月
 ・ 目  的:プロジェクトリーダーを育成する。

  1. 人間力を高める教育
    「価値ある社員」「CSC社員としての心構え」などの深い意味を理解します。
  2. リーダーに必要な項目を解説するセミナー
    リーダー試験において明確になった 人材育成・統率力・評価・指導力などに分類した項目の中で 「不得意な部分を補うセミナー」に参加して学習します。
  3. 各プロジェクトでの実践
    スケジュール立案と管理、品質管理、社員・パートナーの評価や育成など、各自がプロジェクトで取り組んだ結果をセミナーで発表します。

 ・以降、2.セミナーの受講、3.実践とその結果の発表を繰り返して実力を磨き、能力を開発します。