クラウドとセキュリティ
クラウド ( クラウド・コンピューティング ) を一言でいうならば、インターネット上から利用できるサービスの形態、考え方のことです。
インターネットさえあれば、ハードウェアやソフトウェアを自社で用意することなく、必要なときにだけ必要な分の機能を利用することができます。
クラウドとよく比較されるのがオンプレミスです。 オンプレミスとは、サービスやインフラの情報システム設備を自社内に設置して運用する形態、考え方のことです。
何らかのサービスを運用する上で、クラウドを選択するときに必要なのが、セキュリティに対する意識です。
自社ではなくインターネット上で重要なデータを取り扱うと、常にサイバー攻撃などによる情報漏洩などのリスクが伴います。
当社では数あるクラウドの中でも、最も多くのシェアを占めるAWS ( Amazon Web Services ) について、できるだけ高度なセキュリティを実現する運用を補完するための研究をしています。
AWSの大規模障害とその対策
2019年8月、AWS東京リージョンで、数時間にわたる大規模障害が発生しました。
https://aws.amazon.com/jp/message/56489/
このインシデントにより、AWSを利用していたいくつかのサービスが利用できなくなるなどの被害が発生しました。
今回の障害を受けて、クラウドに不安を感じた人もいるかもしれません。
ですが、障害といってもAWSのすべての機能が使用できなくなったわけではありません。また、規模の大きさにも関わらず半日程度で復旧しています。
重要なのは、AWSを利用する上でどのようなシステムを構築するのか、また大規模障害やセキュリティを脅かす攻撃に対しどのような対策を行うかということです。
当社では要件定義・設計段階からユーザー部門、システム部門からの需要を満たすことだけではなく、業務要件に合わせた災害対策やお客様の情報セキュリティ規定・方針に合わせたセキュリティ対策を含めたシステム構成を行います。
その結果、当社が携わったAWSシステムでは、この大規模障害時にも通常通り利用でき、障害はまったく発生しませんでした。
AWSのシステム利用について、ご相談いただければ当社がサポートいたします。